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アナと雪の女王 - ついに「萌え」まで習得してしまったの

日付 2014-3-22
劇場 ユナイッテドシネマ豊洲
評価 ★★★★☆

※ナチュラルにネタバレってます
アナと雪の女王 | ディズニー映画

『アナと雪の女王』予告編 - YouTube

まずは本編の前にやっていた同時上映の「ミッキーのミニー救出大作戦」にわりと度肝抜かれました。ディズニーアニメっていうよりトムとジェリーかってくらいの身体ギャグ(変形、欠損)バッキバキだったのですが、その3D演出が素晴らしかった。最初白黒のアニメで始まって手塚治虫のおんぼろフィルム*1オマージュ?って感じのメタギャグ展開でそれはそれで楽しかったのですが、3D映画でこれかあ…と思っていたらどんどん過激になっていって最終的には文字通り「スクリーンから飛び出してくる」ギャグ。スクリーンの向こう側とこちら側の境界を溶かしこむかのような演出は3D映画じゃなければ出来ない演出でした。映画終わった後、何人もの子供がスクリーンの前の方にいって覗きこんでました。たぶんほんとにミッキーが飛び出してきたんじゃないか?と思って覗きにいってたんでしょうねえ。わかる、わかるよその気持ち。

で、本編。いやあ、シュガーラッシュを見たときからあれ?もしかて…とは思っていたんですが。あの時は日本語吹替版しかなくて、ヴァネロペ役の諸星すみれさんの演技が素晴らしかったというエクスキューズで逃げていたのですが、今回は字幕版の方を見てですね…。ディズニー、ついに「萌え」まで習得してきたの…。エルサもアナもほんっっっと可愛かったです。ちょっとした仕草にも細かく演技をつけていて、それでいて過剰にバタ臭くならない程度に抑えていて。

とはいえ、やっぱり歌…これぞミュージカル映画だ!てくらい歌が全部持っていった感あります。けっこう最初の「Do you want to build a snowman?(雪だるまつくろう)」のところで既にぐっときてしまってねえ。アナとエルサの成長と関係性、取り巻く状況の変化が1曲の間に入っていて素晴らしいシークエンスでした。んで「Let It Go」ね。いやもうね…5億点です、5億点以外ないくらいの5億点です。この1曲でアナと雪の女王は殿堂入り(クラシック)決定でしょ、これ。実はエルサって最初悪役の設定だったんだけど、あがってきた「Let It Go」があまりにも良い曲すぎたので設定とシナリオ自体を替えたとかなんとか。まあ、確かにストーリー自体はちょっと色々アレ気味でした。この設定変更のおかげで全体的に歪んでしまったんでしょうね。特にハンスが・・・ねえ。前フリ無さすぎですから!!ていうかトロールさんが一番の元凶なんじゃないんですかね??あんなに脅すからこんなことになったのでは?(笑)とはいえ、歌で5億点でてしまっているのでシナリオの不備なんてマイナス30点くらいなものです。ミュージカルはライオンキングくらいしか見たことないですが、あれだってストーリー自体はわりと首ひねるところありますが「Circle of Life」流れてくればガンあがりブラボー!!てなりますしね。

あ、最後に雪の効果ですけど…専用のツール?を作成しただけあって凄まじかったですね。もうひとつの主役でした。