ラッシュ／プライドと友情 - (かつて)男の子(だった人)のための映画！
| 日付 | 2014-2-11 |
|---|---|
| 劇場 | ユナイッテドシネマ豊洲 |
| 評価 | ★★★★★ |
映画『ラッシュ／プライドと友情』公式サイト
Rush - Trailer 3 - YouTube
*1
2014年、現時点で最高の映画きました！！（まだ2月）
どうやって撮ったの？というレースシーン（バリバリのCGってわけではないらしい）は大迫力だし当時の空気感をしっかり出したファッション（男も長髪でパンタロン！）もダサカッコイイし最新の映像でハイクオリティなのに、昔の記録映像を見てるかのようなちょっとジャリっとした映像表現にしてて、それがまたかっこ良かったり。
でもそれは全ての要素が「添え物」として、ジェームズハントとニキラウダという２人の天才ドライバーの物語「だけ」にぐぐぐぐーっとフォーカスが寄り切っててそこがほんとうに素晴らしい。
ハントが記者をぶっ飛ばすシーン、あそこほんとに良かった。
ラウダ復帰でレースに戻ってきたときの、あの、迷いから吹っ切るシーン。それに続く日本GPでの・・・の一連の流れ。
最後、ハントのラウダの飛行場での会話シーン。そこで何をラウダは言ったのか。
ああ、全てが・・・良い！
ロンハワード監督の映画はアポロ13くらいしか知らなくて、アポロ13も生涯ベスト級に好きな映画なんだけど、RUSHもアポロ13も「男の職場」映画って感じある。
そういう映画が好きなのかな。
F1も自動車も別に興味ないし…と思っていたけど全然関係なかった。
ビリヤードのルールを知らなくても「ハスラー」に震える。ボクシングに興味なくても「ロッキー」に感動する。プロレスが嫌いでも「レスラー」に泣く。Ｆ１について何も知らなくても「ラッシュ プライドと友情」に燃える。描いているのは、人生だから。
— 町山智浩 (@TomoMachi) 2014, 2月 9